ビコ先生
某大学(超・理系)の非常勤の仕事(1年生用の初等英語)で「何やってもいいよ」と言われたので、迷いつつCry Freedomを読んでいる。
Cry Freedom: Level 6: Simplified Edition (Oxford Bookworms Library)
- 作者: John Briley,Rowena Akinyemi
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr
- 発売日: 2009/11/23
- メディア: ペーパーバック
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おなじみのOxford Bookwormシリーズの一番難しいレベルなので、最初は心配していたけども、意外と行けるかな
とおもったらやっぱりダメ。
うーんきついかな。
やり方を色々考えよう。
ところで、この授業のためと言ってはおこがましいかも知れんけども、南アフリカのBlack Consciousness運動家のSteve Bikoの著作を個人的に読んでいる。
俺は書きたいことを書く―黒人意識運動の思想 (PQ books)
- 作者: スティーヴ・ビコ
- 出版社/メーカー: 現代企画室
- 発売日: 1997/05/01
- メディア: 単行本
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なかなか面白い。
合衆国の運動家たちの言説を援用しつつも、独自の強調点や、南アフリカならではの問題意識が見られる。
イギリス系とボーア系の問題、とか。
ところで、ギルロイのBlack Atlanticの議論に対して、彼のような実際のアフリカ(≒アトランティック圏内の一部としてのアフリカ)の運動家の事例は好ましい批判的視点となりそうだ。
The Black Atlantic: Modernity and Double-Consciousness
- 作者: Paul Gilroy
- 出版社/メーカー: Harvard University Press
- 発売日: 1995/03/15
- メディア: ペーパーバック
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やっぱ、ギルロイは大風呂敷を広げるのが仕事、ってな立場になってるのかな。
最近はどうだか知らないけども。
そんなこんなで、学校の授業ではBlack Consciousness運動の言説を延々と説明することに。
一部の学生からはBiko先生と呼ばれているそうな。
ま、映画(邦題『遠い夜明け』)ではBikoはデンゼル・ワシントン。
個人的に好きな俳優、かつイケメンなので、まぁ、いいかな。