2011-01-01から1年間の記事一覧

followすること 王兵の映画について雑感

渋谷オーディトリウムで「王兵(ワン・ビンWang Bing)特集」に行って来た。 http://a-shibuya.jp/archives/1413今まで王兵作品で見たことがあったのは『鉄西区 第1部』のみであったので、今回の機会も含めて王兵作品で見たことがあるのは以下の通り。『鉄…

ワークショップ「地方分権と文学」のおしらせ

継続的な研究会「原子力と文学」からのお知らせです。=================================== ワークショップ 「地方分権と文学」 ===================================日時:10月9日…

「デモ」について

9.11デモで柄谷さんの行ったスピーチをYoutubeから勝手に文字起こししてみました。 著作権上、問題があるかもしれませんが、デモでのスピーチであり、すでにYoutube等で閲覧可能になっていますので、たぶん、問題ないと思います。 柄谷さんの演説内容に諸手…

「原子力」の幻影と、「成長」神話の解体へ

そういえば、すっかり忘れてましたが、今年の5月初旬、3月11日の揺れとその影響をどう考えるか、ということで、ちょっとしたエッセイを書かせていただきました。韓国のスユ+ノモというホームページに載せていただいた(先輩が韓国語に翻訳してくれました)…

未来をどう考えるか 2

「未来」と「未知」が区別できるとしたらどうだろう?「未だ来たらざるもの」と「未だ知らざるもの」は区別できるだろうか。 語源や単純な語意の点からすれば荒唐無稽かもしれないが、「未来」がかならずしも「未知」だとは限らないかもしれない、と考えたら…

未来をどう「考える」か

ワークショップ「原子力と文学」、満員御礼で無事、終了いたしました。 ご参加下さった皆様、ありがとうございました。 そして、直接かかわって下さった先生がたに深い感謝を。 自分の発表があーだこーだは自分で処理するとして、それ以外でいろいろ。なによ…

【お知らせ】ワークショップ「原子力と文学」

ワークショップのお知らせです。 1人だけ学生身分という針のむしろっぷり。 いや、がんばります。某先生の真似をして、当日までトップに来るように設定しておきます。 本日以降の雑文はこのエントリの下に来ます。 日本英文学会関東支部ワークショップ 原子…

3.11を越えて於国立佐野書院  極・私的まとめ

やっぱり、一回まとめてから動こう。* * * * * * (正直、山内さんの報告や赤坂先生の語りは、こちらとしてはただもう呆然として聞き入るしかない強度があり、率直には「言葉にならない」という感想が先に来た。だが、そういったもはや常套句ともいえ…

揺れ

今回の大きな揺れに関して思うことを。まず、単なる「震災」で片付けるにはあまりにもコトが複雑すぎる。 今日のシンポジウムで小熊英二さんがかなりきれいに整理なされていたけども、やはり「東北」はある時期から日本の食糧や電力の供給地になっていたので…

ドキュメンタリー映画と、監督の「迷い」の可能性についてぶつぶつ

『沈黙を破る』などの作品で知られる土井敏邦監督の最新作『ガザで生きる』の作成中間報告&ダイジェスト版上映会に行ってきました。 監督は「まだ、作成途中で、これからどんどん改良していく」とおっしゃっていましたが、せっかくなのでレビュー。 http://…